最近のメダカブームの裏で、盗難が問題になっているのをご存知でしょうか。
鑑賞だけではなく、繁殖させる面白さもあり、様々な品種が毎年登場しています。そのなかでも繁殖が難しく数が少ないメダカは1匹2万円を超えるような高値で取引されることも多く、盗難のターゲットになっているのです。今回は、過去のメダカ盗難の事例や、盗難の対策について紹介したいと思います。
目次
過去の盗難事件
1匹1万5千円のメダカ盗難。愛媛県
盗難や詐欺行為が増加する「高級メダカ」界の実情 愛媛・松山市で時価1匹1万5000円48匹盗まれる
出典:東スポWebより引用
犯人は逮捕されたようです。同じ犯人かは不明ですが、お店の方は何度も盗難に遭われているようです。
2万円のメダカを100円で。新潟県
2万円超のメダカを、「100円」払って持ち去ったあなたへ 嘆く店主が今伝えたいこと
出典:JCASTニュースより引用
1匹2万円を超えるようなメダカを5匹も盗み、現場に100円だけ置いていったそうです。
外国人による犯行。栃木県
メダカすくう男 犯行一部始終 「飼ってみたかった」
出典:さくっとニュースより引用
韓国の方の犯行で、防犯カメラにバッチリ顔が写っていたことから特定された模様です。
20種類の盗難。佐賀県
高額メダカ300匹盗難か みやき町の障害者施設
数年前から利用者の癒し用にとメダカを飼い始めた。数が増え、昨年から福祉施設の文化祭などで販売出典:朝日新聞DIGITALより引用
障害者施設での盗難だったようです。
盗難対策
メダカはかんたんに飼育できることから、家の庭などで繁殖させてそのまま販売する方が増えてきています。一般家庭はスーパーマーケットのような防犯の対策はされていません。年々増えてきているメダカの盗難のために、いろいろな対策を紹介していきます。
防犯カメラ
盗難防止や防犯と聞いてまず思い浮かぶのは防犯カメラかもしれません。昔は高額でしたが、今では人感センサー付きが6千円前後から購入できるみたいです。Wi-Fi機能などが付いてくると2万円前後はします。
照明
照明は、盗難の犯人に対して威嚇の意味でかなり効果があります。安いもので2千円前後で購入できますので、まずこれから導入してみるのもいいかもしれません。
ネット
メダカを飼育している容器にネットを張ることで、盗むまでの時間稼ぎになります。他にも野外動物から守ることもできますので、ぜひ導入してみてください。
防犯用の砂利
普通の砂利に比べて、この砂利の上を歩いた時の足音が大きくなる砂利があります。メダカを飼育している容器の周辺に撒いておくと防犯の効果があります。
張り紙や警告の看板
きちんと防犯対策を行っていることをアピールすることが重要です。
チェーンやロープ
飼育容器の周辺に張ることで、侵入防止や時間稼ぎになります。
ホームセキュリティ
最近ではよくテレビコマーシャルでも知られるようになってきました。セコムやアルソックが有名です。カメラや警告音だけでなく、警備隊の方が駆けつけてくれるサービスも充実しています。デメリットは、上記の対策と比べるとランニングコストがかなり高いことです。
まとめ
今回はメダカの盗難に注目してみました。盗難は犯罪です。筆者もたくさんのメダカを飼育していますが、メダカにはたくさんの労力、手間暇、そして何より愛情が注がれています。そのように大事に育てられてきたメダカを盗まれることはとても悲しいことです。被害者と加害者を比べるともちろん加害者が悪いのですが、被害に遭わないためにも対策は必須と言えます。
飼育・販売している方は、盗難に遭うことの心配を和らげる意味でも盗難対策はしたほうがいいかもしれませんね。