メダカは水温が10℃超えるようになる3月~4月に頃には冬眠を終え、あたたかい時期に向け活動を始めます。
今回は、冬眠から明けたメダカの管理で気を付けたいことについてご紹介します。

めだかへの餌やり

冬眠から明けたメダカたちは、冬までと同じように水面近くを泳ぐようになってきます。
冬眠前と比較するとほっそりとした姿を見ることになると思いますが、急に餌の量を増やすと、内臓に負担がかかり消化不良をおこしてしまうおそれがあります。1日1回程度、少量からを与えるようにしましょう。突然気温が下がったような日には、餌は与えない方がいいでしょう。
食べ残した餌は、メダカにとって有害な物質のもとになりますので、様子や気温の予報をみながら少しずつ量を増やしていきましょう。

水換え

水槽の水換え用ポンプ

冬眠から明けたばかりのメダカは体力を消耗している状態です。
水温水質(pH)の急激な変化はメダカの負担になりますが、この時期は特に命取りになるおそれがあります。
水温をきちんと合わせたうえで、全体の水量の5分の1程度の水換えからはじめ、すこしずつ量を増やし、通常の水換えに切り替えていきましょう。

掃除

水槽の掃除に使ったスポンジ

冬眠中には掃除を行いませんので、飼育容器内は藻類が発生したり、枯れた水草や溶けとおちた枯葉などのゴミが堆積したりしています。
汚れてしまった容器はすぐに掃除してあげたくなりますが、その状態はメダカが冬を越せた環境です。水換えと同じく、急激な環境の変化はメダカに負担を与えます。
まずは、弱った水草や枯葉など、手で取り除けるものから少しずつ取り除きましょう。
底砂の掃除や容器の藻の除去は、メダカが餌を食べるようになり体力を回復して以降、綺麗にしすぎない程度から行うのが無難です。底砂はバクテリアのすみかになっていますので、飼育水で洗うことをおすすめします。
容器の底に溜まったゴミが水中に舞うと、メダカに悪影響をおよぼす危険性がありますので、メダカは飼育水ごとバケツや別容器に隔離した上で掃除を行いましょう。

まとめ

冬眠中ほとんど手をかけられなかった分、いろいろとお世話をしたくなりますが、せっかくを迎えたメダカを死なせてしまわないためにも、焦らずにじっくりと環境を整えていきましょう。

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