メダカを飼育していると、メダカが変な泳ぎ方をしている時があります。いきなり激しく泳ぎ回ったりおかしな泳ぎ方をしたり、もしかして病気なのでは?と疑いたくなるような様々な泳ぎ方があるとおもいます。
今回は、メダカの変な泳ぎ方を4つに分けて紹介します。

メダカの4種類の変な泳ぎ方

メダカが変な泳ぎ方になる原因は4種類あります。それは、不安や恐怖を感じている、病気、pHショック、遺伝的なものの4つです。
それでは、この4つの原因と泳ぎ方を細かく見ていきましょう。

不安や恐怖を感じている

獲物を狙うシロサギ

1次性の情動と呼ばれる個体生存や種族維持のための行動ではなく、魚類も不安や恐怖といった2次性の情動が原因で暴れまわることがあるのです。
具体的な泳ぎ方は、激しく回転したり、水面をぴちゃぴちゃ言わせるほど激しい飛び跳ねを見せたりします。
この行動はもともと、捕食者から逃げるための本能的なものであり、気にする必要はないでしょう。

病気

水カビの生えたメダカ

病気になってしまったメダカの泳ぎ方は変わることが多いです。なので、泳ぎ方の異変で病気が見つかることが多いのです。
病気であれば横たわったり、頭を上に向けて縦に泳いだり、明らかにいつもより弱々しく泳いでいます。

この個体は、やせ細り病にかかり、うまく泳ぐことができなくなっていました。底にへばりつくように横たわり、泳げなくなっています。
他のメダカに移る病気ではないですが、他のメダカと比べるとエサを食べる体力もないので、別の容器に移してあげなければなりません。

pHショック

pHを表すイラスト

pHショックと呼ばれるもので、メダカの泳ぎ方が変になることもあります。特に気をつけなければならないのが、水合わせの時です。
新しい個体を迎え入れるときに起きてしまうことが多く、今まで弱アルカリで泳いでいた個体が、弱酸性の水に急に移された時などに起きてしまいます。
飼育水を変えたときに、落ち着きなくずっと泳ぎ回っていたり、エラの動きがいつもより多いと感じた時はpHショックを疑っていいでしょう。
対策は、きちんと水合わせを行えば大丈夫です。

遺伝的なもの

2匹のダルマメダカ

遺伝的に、普通のメダカと生まれながらにして泳ぎ方が違う個体がいます。代表的なものがダルマメダカです。椎体の欠失で体が短くなっているので、普通体型のメダカと比べると泳ぎ方がぷりぷりとした泳ぎ方になっています。
その他にも、内耳に異常がある場合、泳ぎ方が変になるときがあります。

この個体は遺伝的に内耳に異常が出たことによって、まっすぐ泳げなくなってしまっています。
その他にも、椎体になんらかの以上がある場合、あきらかに普通のメダカと泳ぎ方が違う個体が出る場合もあります。

このような個体は、泳ぎが普通のメダカと比べると劣っているため、エサを上手く食べることができない個体が多いです。なので、別の容器で飼育してあげた方がいいでしょう。

まとめ

メダカの変な泳ぎ方には原因があります。いつもと泳ぎ方が違う場合は特に注意が必要です。
泳ぎ方に変化が出た時は、そのメダカをよく観察し、必要であれば別の容器に移して飼育しなければならないでしょう。

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