メダカと水草を一緒に育てていると、メダカが水草を食べるか気になりますよね。今回はメダカが水草を食べたりするのか、また水草がエサになるのか紹介します。

自然のメダカは何を食べているのか

ビオトープ

メダカの行動が活発になる4月〜10月に野生で生活しているメダカを使った実験において、メダカの消化器官内には動物性、植物性のプランクトンだけでなく、イトクズモと言った水草、アオミドロ、更にトビムシや双翅目といった昆虫までもが見つかったそうです。

メダカは水草を食べる

水草

メダカは水草を食べることがわかりました。正確には、水草も食べる「雑食性」ということになります。

メダカはエサを選ぶのか

自然界に存在するメダカたちは、目に入ったエサとなるものをすぐに食べるのか、それともエサを選んで食べるのか気になる方は多いのではないでしょうか。

消化管内容物と環境水中に多くみられるプランクトンの組成は必ずしも一致せず、野生メダカに餌の選好性があることが示唆された。

出典:日本理科教育学会より引用

どうやらメダカはエサを選んでいるようです。もし水草ばかり選んで食べるような個体がいた場合、水槽内の水草は大丈夫なのでしょうか。

メダカは水草に悪影響を及ぼすのか

水槽を泳ぐメダカとアナカリス

メダカは水草を食べますが、内容物を見てみるとケイソウやアオミドロなど、とても小さいものか細い物に限定されています。
ものすごく小さいですが、メダカの口にも歯が生えています。一般的な鑑賞に使われているアナカリスウィローモスといった水草やコケ類はメダカの口には入らず、食害はほとんど受けないと言っていいでしょう。
また、その逆でメダカの口に入る水草であればエサになると考えてもいいかもしれません。グリーンウォーターに代表される植物性プランクトンはもちろんですが、世界最小と言われる浮草でミジンコウキクサ(仁丹藻)と呼ばれる水草は好んで食べます。

まとめ

鑑賞としても人気のある水草はメダカによる食害を気にせずに育てることができることがわかりました。その反面エサになるわけではないので、メダカのエサは別途用意する必要があります。

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