背景の黒い横見ケースは、メダカを撮影・選別する際に非常に便利です。
今回は、100円均一の商品を使って自作できる、メダカの横見ケースの作り方をご紹介していきます。

材料

今回使用する材料は、すべて100円均一で購入しています。

100円均一商材

  • 調味料ケース
    (ダイソー『SKキッチンポットスリム』)
  • ラッカースプレー
    (ダイソー『補修用ラッカースプレーマットブラック・クリアー』)
  • マスキングテープ
    (ダイソー『マスキングテープ 長さ14m 幅24㎜』)

今回はすべてダイソーの商品で揃えましたが、セリアやキャンドゥなどの他店でも、代用できる商品は販売されていますので、好みや用途に合わせて採用してください。

横見ケース自作の手順

マスキング

横見ケースの素体となる調味料ケースは、ゴミや汚れを除去するために、あらかじめ洗って乾燥させておきます。蓋は塗装の邪魔になりますので、外してしまいます。
今回は、底面と奥面のみ塗装しますので、他の面はすべてマスキングテープで保護します。

マスキングを施した調味料ケースの正面
斜めから写した、マスキングを施した調味料ケース

今回は、正面以外の面はすべて塗装しますので、容器の正面と上面(ケースの内側への塗料の侵入の防ぐため)を、マスキングテープで保護します。

塗装

マスキングが完了したら、黒色のラッカースプレーで塗装を始めます。
塗装は、商品の用法に従い、なるべく屋外で行いましょう。有機溶剤の混入はメダカの害になるおそれがありますので、メダカ容器の付近での塗装は避けたほうが良いでしょう。

ラッカースプレーによる塗装風景

あまり1度に厚塗りをしすぎないよう、薄く塗装を繰り返します。
光にあてて、透けてこないのを確認しながら、塗装→乾燥を繰り返し、2~4回程度重ね塗りを行います。
黒色による塗装が終わったのち、塗装面の保護のためにクリアーを吹いて仕上げます(実施はお好みです)。

完成

最後の塗装→乾燥が完了したら、マスキングテープをはがします。

メダカの自作横見ケース
自作したメダカの横見ケースの塗装面

正面からみて、塗装の透けや塗装漏れがなかったら完成です。

メダカを入れた自作横見ケース
横見ケースで撮影されたメダカ

失敗例

上記では、さもスムーズにつくれたかのようにご紹介してきましたが、完成形に至るまでに、数々の失敗を重ねています。
自作における注意点を失敗例としてご紹介します。

塗装が薄い

重ね塗りを行わなかった場合の出来栄えです。

奥面の透けた横見ケース

塗りむらも多く、光に透かしてみると塗り自体が薄いことがわかります。
塗りの濃淡の確認は、光をあてて行うとわかりやすくなります。

マスキング面の汚染

正面にべたつきの出た横見ケース

重ね塗りの回数を減らすために一度に厚塗りを行った結果、マスキングの隙間からラッカー剤の溶剤が侵入し、保護するべきケースの正面にべたつきが出てしまいました。
ラッカー剤にも対応しているはずの落書し消しで修正を試みましたが、綺麗に落ちることはありませんでした。
重ね塗りは、塗装と乾燥を時間をかけて複数回行い、少しずつ丁寧に行う方が出来栄えが綺麗です。

塗装面と撮影難度

試作品横見ケース
セリア『スリムシュガーポット』を使用した試作品

完成品では、奥面と底面のみを塗装していますが、試作では、正面以外すべての面を塗装していました。

ピンボケしたメダカ

メダカの撮影に使用すると、照射する光との関係で、反射による撮影者の映り込み、ピンボケなどの減少が発生しやすくなってしまいました。
※選別容器としては問題なく使用できます。

まとめ

メダカの横見ケースは、100円均一にある商品だけでも、十分に自作が可能です。
用途や好みにあわせて、自分だけの横見ケースづくりに挑戦してみてください。

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