メダカの卵を見つけたらどうしたらいいのか分からないですよね。今回は、せっかく産んでくれた皆様のメダカの卵がちゃんと孵化できるように、メダカの卵を見つけたらやらなけらばならない4つのことを紹介します。
卵の隔離
容器の準備
メダカは雑食であるため、卵を食べてしまいます。エサを選ぶ性質もあるため、わざわざ卵を選んで食べる個体も出てきます。
メダカの卵を見つけたらすぐにしなければならないことは、メダカの卵を別の容器に隔離してあげることです。大きい水槽や容器を準備する必要はありません。卵も水換えが必要ですので、タッパーなどで管理してあげると便利でしょう。
採卵
まだ親魚のお腹についている場合は、産み付けるのを待つか、ネットですくって優しく綿棒などで採取してあげましょう。
水草や産卵床に産み付けている場合は、指で取ってもらって問題ありません。底の方に落ちている場合は、スポイトを使うと採取しやすいです。
卵の付着糸や無精卵を取り除く
メダカは水草などに卵を産み付けるため、付着糸と呼ばれる粘着性のものが卵に付いています。水カビの原因にもなりますので、この付着糸は取り除いたほうがいいでしょう。
水で濡らしたガーゼやウェットティッシュの表面で卵を転がすとことで、付着糸や汚れが除去できます。卵が潰れてしまいそうで不安になりますが、産卵して40分以上経過した卵は硬化していますので、指で軽く押したり、転がしたりしても潰れないので心配はいりません。
この時に、無精卵も水カビの原因になるので一緒に取り除くようにしましょう。
有精卵は透明感と弾力のある卵ですが、無精卵は白っぽく、弾力もありません。指で押すとかんたんに潰れてしまうので、それで見分けるといいでしょう。
卵は綺麗な水で管理
卵は綺麗な水で管理してあげましょう。使う水は水道水か、あらかじめ用意しておいたカルキ抜きの水どちらかが良いでしょう。
親魚の飼育水には、フンなどから出たアンモニアなどの有害な物質が含まれているので、親魚と同じ飼育水を使って孵化させるのはおすすめしません。
汚い水よりも綺麗な水のほうが孵化率も高いですので、ぜひ綺麗な水で卵を管理してあげてください。
水換え
卵も呼吸をし、排泄もするので、水換えを行わければなりません。水換えによって、排泄物から発生したアンモニアを取り除けたり、酸素も供給できます。毎日行う必要はありませんが、こまめに行うことは良いことです。
水換えのタイミングで死んでしまった卵も取り除いてあげましょう。死んでしまった卵も無精卵と同じように白っぽくなり、かんたんに指で潰れてしまいますので、それで見分けることができると思います。
卵は水温16℃〜34℃で孵化するとの研究もあるので、水換えの際は水温の水合わせも忘れずに行った方が良いでしょう。
まとめ
メダカの卵を見つけたらまず食べられないように隔離してあげる事が重要です。そのあとゆっくりと、水カビ防止のために付着糸と取り除いたり水換えをしてあげてください。
きちんとお世話をしてあげると稚魚が生まれる確率もグッとあがります。
ぜひ卵の管理と孵化を楽しんで、メダカを繁殖させてあげてください。