メダカの飼育をしていると、アオミドロと呼ばれる糸状の藻を見かける方は多いと思います。アオミドロがメダカに絡んでしまい、最悪の場合死んでしまう可能性があります。今回はアオミドロが発生しやすい場所や、なぜメダカに絡んでしまうのか、またその対策について紹介していきます。

アオミドロとは

ホシミドロ目ホシミドロ科アオミドロ属 Spirogyra に属する藻類の総称である。糸状で、多細胞、細胞内の葉緑体がリボン状で螺旋形になっているのが特徴。

出典:Wikipediaより引用

糸状の藻類の総称のようです。

アオミドロが生えやすい場所

水田

アオミドロは浅くて栄養のあるところだとどこでも生えます。田んぼは田植えのための栄養で育ちやすく、メダカ容器などはフンや食べ残したエサなどが栄養になり、発生してしまいます。

なぜメダカに絡まるのか

メダカ

アオミドロがメダカに絡んでしまう理由は、メダカの習性にあります。普段メダカはアオミドロの中を泳ぎ回っているわけではなく、比較的スペースの空いた場所を好んで泳いでいます。しかしメダカはビックリしてしまうと、底砂に潜ったり、近くの物陰に飛び込んでしまう習性があるのです。そこにアオミドロが発生していると、驚いたメダカは思わずアオミドロに飛び込み、絡んでしまうのです。最悪の場合、その場で身動きが取れなくなり死んでしまいます。

アオミドロの対策

ビオトープ

メダカのアオミドロへの飛び込みを防止するためにも、アオミドロの対策をしなければなりません。

他の水草を入れる

アオミドロと他の水草は同じような栄養分で育つため、アオミドロよりも栄養分を多く必要とする水草を入れてあげることでアオミドロの発生を抑えることができます。アナカリスやカボンバのような根を張るタイプの水草は比較的多くの栄養分を必要とするため、おすすめです。

手で取り除く

アオミドロは目で見えるため、気がついた分は手で取り除くのがいいでしょう。

アオミドロを食べる生物を入れる

おすすめは、ヌマエビやイシマキガイなどです。
比較的手に入りやすいため、発生を予防するために入れておいてもいいかもしれません。

こまめに水換えをする

メダカのフンや食べ残したエサの栄養分がアオミドロの発生する原因になりますので、こまめな水換えはアオミドロの発生予防になります。

まとめ

水槽を泳ぐメダカ

アオミドロが原因でメダカが死んでしまうことを防ぐためにも、発生したアオミドロの除去と予防は必須でしょう。しかし、対策は難しいことではないので、ぜひこの対策を参考に皆様もチャレンジしてみてください。

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