メダカ飼育において、幹之(みゆき)メダカは一度は目にするメダカです。
幹之メダカをきっかけに、メダカ飼育をはじめる方も多いかと思います。
今回は、そんな幹之メダカについてご紹介していきます。

幹之(みゆき)メダカとは

幹之メダカの飼育状況

背側の表面に入る金属的な光のライン(「体外光」)が特徴的なメダカです。青白い光を放つ「青幹之」、白い光を放つ「白幹之」に大別されます。
この独特の形質を引き継いだ品種が、数多作出されており、改良メダカブームにの高まりに大きく寄与した品種です。

虹色素胞

メダカの群れ

メダカは、黒色素胞・黄色素胞・白色素胞・虹色素胞の4種類の色素によって、体色を決定しています。
幹之メダカでは、この4種類のうち、虹色素胞の分布および色素胞内の反射小板の配列によって、その特徴である金属的な光が発現しているとされています(『虹色素胞による青い光沢を有するメダカの体色変異体』より)。

幹之メダカのグレード

幹之メダカの上見

幹之メダカは体長における体外光の長さによって、点光・弱光・強光・スーパー光などにグレード分けされ、口先から尾びれまで光の伸びた、極光(フルボディ・鉄仮面)は特に人気が高い個体です。

体外光と体内光

体の表面に現れる金属的な光のラインを体外光と呼ぶ一方で、主に尾びれ付近の体内に確認されるぼんやりとした光は体内光と呼ばれています。
体内光は横見での確認はできないので、上からの鑑賞で楽しむ形質です。

幹之メダカの飼育方法

メダカ容器

普通体形の幹之メダカの場合、メダカ飼育に適した環境であれば特に注意することはありません。屋外室内いずれの飼育も可能ですので、好みや環境にあわせて飼育してあげましょう。
体形に特性のあるダルマ幹之やヒレ長幹之の場合、他品種との混泳によって、飢餓状態やケガ(傷からの病気)の被害を受けるおそれがあります。

幹之メダカの画像

上から見た幹之メダカ

上から見た幹之メダカ

横から見た幹之メダカ

横からみた2匹の幹之メダカ

幹之メダカの稚魚

幹之メダカの稚魚

幹之メダカの針子(産まれて間もない稚魚)

孵化時期の異なる幹之メダカ

幹之メダカの卵

幹之メダカの卵
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