昨今のメダカブームの中、さまざまな名前と特徴をもつ改良メダカが、次々に作出されています。
今回は、そんな改良メダカから、「深海」についてご紹介していきます。

深海の特徴

上から見た深海メダカ

深海メダカは、透き通った体の内側で、腹膜に涼やかな青色が表れた品種を指します。
幹之(みゆき)メダカの改良によって作出された、非常に清涼感のある、涼しげな印象を与える品種です。
また、この深海メダカの特徴と、幹之(みゆき)メダカの特徴である体外光を両立させた品種が、マリンブルーとして流通しています。

深海の飼い方

飼育容器内の深海メダカ

深海は普通体型種のメダカですので、飼育だけでいえば、通常のメダカの管理方法で問題ありません。
メダカには環境によって体色を変化させる保護色機能(背地反応)があるため、通常、発色をよくしたい場合は、黒色やそれに準ずる濃い色の容器での飼育が推奨されます。

濃色容器での深海メダカ
濃色容器での深海メダカ

しかし、深海メダカの場合、黒色の容器(黒色の底床)での飼育による体色の濃化は、魅力である体内の青色を損ねてしまうおそれがあるのです。

横から見た深海メダカ
横から見た深海メダカ

また、腹膜の色を横から確認することは難しいため、上見で鑑賞できる環境での飼育が適しています。
そのため、深海メダカの特徴である「体内の青色」を楽しむのであれば、白い容器(白い底床)で、かつ、上見での鑑賞が推奨されます

深海の作り方

2匹の深海メダカ

深海メダカは、ルーツである幹之メダカから、作出者さまによって長い年月をかけて累代・改良がすすめられた品種です。その過程を考慮すると、同様の道筋をたどって、深海メダカに近い品種を作り出すことはあまり現実的ではありません。
一方で、現在流通している深海メダカは、作出者さまや愛好家によって改良が重ねられ、固定率の高い品種であるといわれています。
ヒレ変化種やダルマ種のように体型によって交配が難しい品種でもありませんので、専門店などで販売されているペアから繁殖させることは難しくはないでしょう。

深海の通販での販売価格

めだかやベースでは、深海メダカをネット通販にて販売しています。
価格は個体数等で変動しますので、都度確認をお願い致します。
YouTubeで販売する個体の動画も上げていますので、ぜひご覧ください。

まとめ

深海メダカは、体内の青色の特徴的な、とても美しい品種です。
鑑賞においては、他の品種とことなる環境設定が推奨される部分もありますが、ぜひ、お手元で飼育や繁殖を楽しんでください。

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