メダカの稚魚越冬させるには成魚と同じ方法では難しいです。なぜなら、成魚と比べて体力が少ないからです。しかし、屋内であればかんたんに越冬させることが可能です。
今回は稚魚をかんたんに越冬させる屋内での飼育方法を紹介しています。

越冬させるタイミングは?

水面の水草の近く泳ぐめだかの稚魚
グリーンウォータを泳ぐメダカの稚魚

メダカは水温15℃を下回ってくると徐々に活性が低くなってきます。
活性が低くなると、
・エサの食いが悪くなる。
・あまり泳ぎ回らなくなる
・水面を泳いでいたのに底付近に居る事が多くなる
ことが多いです。
このような状態になってきたメダカの稚魚は越冬を考えてあげましょう。

メダカの稚魚の屋内での越冬方法

それでは、稚魚の屋内での越冬方法を3つみていきましょう。

・ヒーターを入れて加温する

水槽から取り出した水槽用ヒーター

この方法が一番メダカの稚魚にやさしい方法です。
メダカは16〜28℃の水温で活発になりますが、ヒーターを使えば常に同じ温度に保ってくれます。
しかし、ヒーターを稚魚用に使用する場合は1点だけ注意が必要です。
ヒーターには熱を放出するためのスリットがあいているのですが、このスリットにメダカの稚魚が入り込んでしまう事があるのです。
スリットの隙間から出られず死んでしまう個体も少なくありません。それに、直接ヒーター部分に触れてしまう事は良いことではありません。
なので、1つ対策をしてあげましょう。ここで紹介するのは、キッチン用の三角コーナー用のネットをヒーターに被せる方法です。

水槽用ヒーターにネットを被せている

ヒーターに被せて輪ゴムで止めてあげればかんたんに対策できます。

水槽用ヒーターにネットをゴムで縛っている

体の小さなメダカの稚魚のためにもこれはしてあげましょう。

・発砲スチロールに入れて飼育

発砲スチロールと黒のプラスチックの水槽

人が生活する空間に置くことによってメダカ容器を保温します。空調を入れたり消したりすることも多いですので、保温力の高い発泡スチロール容器がおすすめです。
発砲スチロールの用意が難しい場合は少し大きめの容器を用意し、多めの水量にすることによって、水温の変化を緩やかにする事が可能です。

・空調の効いた部屋で飼育

25度設定のエアコンのリモコン

この方法は大量のメダカの稚魚を飼育している人向けです。一つ一つの水槽にヒーターをいれる事が理想だとは思いますが、ヒーターの導入コストやヒーターの電気代を考えると空調を利用した方がコストが安いこともあります。
ヒーターの1ヶ月の電気代の平均は、
50W(20リットル以下)…約300円 
75W(30リットル以下)…約470円
100W(40リットル以下)…約620円
です。
例えば20リットル水槽を10個用意する場合。
50Wヒーター約1,500円×10個=15,000円
1ヶ月の電気代300円×10個=3,000円
合計18,000円が初月にかかります。
ランニングコスト3,000円も毎月かかります…
こうなると空調で管理した方がお得な場合もありますよね。

まとめ

メダカの稚魚の越冬方法を3つあげてみました。
発砲スチロールでの飼育が一番かんたんにできる方法かなと思いましたが、皆様はどうでしょうか。メダカの稚魚を越冬させ、を迎えさせた時は感動するものです。
以上、めだかの稚魚の屋内での越冬方法でした。

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