メダカの稚魚が産まれたら、できるだけ死なせずに大きく育ててあげたいですよね。
今回は、屋外や屋内での稚魚の育て方だけでなく、容器の選び方や、意外と知られていないエサの与え方、水換えのことなどを紹介します。

飼育環境

メダカは広い範囲での水温に耐えられますが、体力のない稚魚は成魚と比べて耐性が低く、成魚が耐えられる温度でも死んでしまう場合があります。
24~28℃程度の範囲で飼育できれば特に良いでしょう。

屋外飼育

ベランダでのメダカ飼育

屋外環境下では、平均的に4月中旬頃から産卵が行われるようになり、稚魚(針子)は、それから250℃日を過ぎた5月頃から孵りはじめます。
気温の高い夏場、極端な高水温にならない限りは、日光の当たる場所が、健康的な稚魚を育てる飼育場所として適しています。

室内飼育

別々に分けられためだかの容器

室内では、水温や光などの条件を疑似的に再現することで季節を問わず産卵孵化が行われるため、一年中稚魚を育成することが可能です。
秋冬に稚魚を育成するためには、ヒーター等による水温、照明による光の調整が必要になります。

飼育方法

容器

卵から孵ったメダカの稚魚

メダカの稚魚は親魚に食べられてしまうおそれがあるので、卵の段階、あるいは孵化したのちに隔離してあげましょう。
メダカの稚魚は体力もなく、泳ぐ力も高くありません。卵を孵化させる時に使うような小さなタッパーなどでしばらく飼育し、15㎜程になったらもう少し大きめの容器に移してあげれば良いでしょう。
また、小さな容器だとあまり泳がずしてエサを見つけることができるので、体力を使うことなく栄養補給をしやすくなります 。

サイズ分け

サイズの異なるメダカ

メダカの稚魚は、食餌状況や個体差によって、同時期に孵化した個体であっても、サイズに差が生じることがあります。
サイズの違う稚魚を同じ容器で飼育していると、共食いの危険性や、小さな個体の育成の妨げになるおそれがあります。
基準を決めて、体長ごとに別容器で飼育することによって、共食いの防止や成長の促進につながります。

指で潰したメダカのエサ

孵ったばかりの稚魚は、ヨークサックという栄養源を体内にもっていますが、内臓を慣れさせる意味合いもあり、すぐに餌を与えた方がいいでしょう。
餌は、市販されている稚魚用の餌を与えるか、成魚用の餌を稚魚の口に入るようすりつぶして与えてあげましょう。あまりに小さく潰しすぎると稚魚がエサを見つけることが難しくなるので、少し多めにあげて余ったエサを掃除するようにしましょう。
1日に5回程度、5分以内に食べ終える量の給餌が推奨されています。

水換え

水草が入っている容器に水を注ぐ

孵化後から15㎜程度の体長になるまでは体力・遊泳力も低く、水質変化によって体調を崩したり、隔離や排水の際に事故が発生するおそれがあるため、成魚と同様の水換えは不要です
水質悪化の原因となるフンや餌の食べ残しをスポイトなどで吸い取り、減ってしまった分の水を加えてあげましょう。毎日、少しずつ行うことで、水質維持につながります。

エアレーション

エアストーンによるエアレーション

孵ったばかりのメダカの稚魚に、エアレーション(ポンプや濾過器)は必要ありません。産まれたばかりの稚魚は体もまだ未成熟で体力もありませんので、エアレーションによる水流は体力を消耗させてしまいます。
体長が15㎜程になると体の鱗が生え揃い、体力も付き、遊泳力も上がってきます。この頃にエアレーションを入れると、適度な水流で体の発達もよくなります。

まとめ

メダカの稚魚は、成魚とは違う育て方のポイントがいくつかあります。成魚にはあったほうが良いエアレーションも、産まれたての稚魚には命を奪うものになりかねません。
正しい育て方を身に付けて飼育することで、稚魚の生存率を上げることにもなるでしょう。

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