メダカは体も丈夫で飼育もかんたんです。そんなメダカが痩せてしまうような状況は緊急事態だということです。痩せてしまっているメダカを発見してしまった時、なぜそうなったのか、どうすればいいのか困りますよね。今回は、メダカが痩せる原因を徹底究明!原因が分かることで見えてくる対策まで紹介します。
目次
メダカが痩せる原因
メダカが痩せる原因はエサを食べることができなくなるからです。では、なぜエサが食べられなくなるのでしょうか。
免疫力低下

免疫力が低下することにより、病気になったり、普段は粘液で守られている体も細菌にやられてしまい、食欲をなくす個体がいます。
痩せる原因にもなる、繊毛虫類のトリコジナという原生動物は、免疫力の落ちた魚類に好んで寄生します。メダカも免疫力が落ちてしまうと、よくこのトリコジナに寄生され、痩せてしまいます。
エサの与えすぎ

エサの与え過ぎはメダカの内臓に負担を大きくかけてしまいます。メダカの内臓が弱ってしまうと、痩せ細り病と呼ばれる病気になり、その名の通り痩せていってしまします。この病気にかかってしまうと回復はかなり難しいため、日頃からの管理がとても重要です。
オスが多い

オスは、他の個体がエサを食べているのを妨げてしまう性質があります。オスとメスであれば、メスの食事をオスが邪魔してしまうため、メスが痩せてしまうことがあります。オス同士であれば、ケンカなどを起こしてしまい、負けた方が痩せてしまうこともあります。
飼育環境への対策
メダカが痩せてしまう3つの原因が分かったところで、それぞれに対策をしていきましょう。
水換え

免疫力が低下する一番大きな原因は水質悪化です。水換えは水質悪化の解決策としてはすぐに効果が出ます。
正しいエサやり

正しいエサやりを行うことでメダカの内臓に負担をかけないほか、食べ残しが少なくなるため、水質が悪化しづらくなります。
オスの割合

メダカを飼育していく上で、オスとメスの割合は非常に重要です。
オス:メス=1:3が理想です。
痩せてしまったメダカへの対策

痩せてしまったメダカを元の元気なメダカに戻すためには、痩せてしまった個体を別の容器に移して飼育しなければなりません。
オスにエサを取られている個体は隔離した別の容器で2周間ほど給餌をおこなうと元の元気なメダカに戻るでしょう。メスであれば飢餓状態でも、2周間で産卵できるまでに回復します。
病気やトリコジナなどに寄生された場合は塩浴させます。あまりに塩分が薄いとトリコジナを死滅させるのは難しいため、0.7%〜1%の塩水で塩浴させるのがよいでしょう。
まとめ
今回はメダカが痩せる3つの原因と対策を紹介しました。メダカが痩せているの緊急事態ですが、慌ててはよくありません。メダカをよく観察して、何が原因化を究明し、今後同じようにならないことが大事だといえます。


