メダカの飼育に適したグリーンウォーターですが、具体的にはどのように作ればいいのでしょうか。
今回は、グリーンウォーターの作り方と、注意すべき点についてご紹介します。

グリーンウォーターを作るには

グリーンウォーターを作ることは、すなわち植物プランクトンを培養させることです。植物プランクトンの培養には、栄養として窒素とリンに加え太陽光を必要とします。
以上をふまえて、グリーンウォーター作りに必要な環境を整えましょう。

太陽光

植物プランクトンの培養には光を必要としますので、太陽光の当たる場所でグリーンウォーター作りを行う必要があります。 水深が深くなればなるほど太陽光が届きにくくなるため、培養のための容器は透明なもの、または水深が~20cm程度のものが適しています。
メダカ飼育に適したグリーンウォーターを作る緑藻類は、14℃~26℃程度の水温を好みますので、あまり水温が高くなるような環境下では培養しづらくなるかもしれません。
十分な太陽光が得られない場合や、屋内でつくる際には、水草飼育用の照明などを照射してみましょう。

バケツに汲み置きした水

水道水を日の当たる場所に汲み置きしているだけで、グリーンウォーター化することもあるようですが、水分中に栄養となる窒素やリンがあると、植物プランクトンの増殖を助けます。
メダカの飼育水中にはフンや餌の食べ残しから発生した窒素(アンモニア、亜硝酸、硝酸)が含まれていますので、カルキを抜いた水に、種水として1割~2割程度混ぜ入れることによってグリーンウォーター化しやすくなります。同じ理由で、メダカの生体を数匹泳がせておいても良いでしょう。
ハイポネックスなどの液体肥料にも窒素やリンが含まれていますので、植物プランクトンの増殖を助長できます。添加する際は、全体の~0.01%程度から、水量や環境にあわせて調整してみてください。

クロレラの添加

3本のペットボトル

グリーンウォーターにも種類があり、メダカ飼育に適しているのは、緑藻類に属する植物プランクトン(クロレラなど)が増殖したグリーンウォーターです。
飼育水から作った場合は、そのグリーンウォーターを構成する植物プランクトンにより、完成するグリーンウォーターの種類が異なります
メダカにとって、良いグリーンウォーターを作るには、クロレラの添加が有効です。

エアレーション

エアレーションは必ずしも必要ではありませんが、植物プランクトンの呼吸、水分中の無機物の攪拌、水が腐ることの予防として行うことがあります。
上記の方法でグリーンウォーター化しない場合に、補助的に使用みると良いかもしれません。
強すぎる水流は、植物プランクトンの増殖の妨げになりますので、実施する際にはエアレーションの強さを調整してください。

グリーンウォーター作りの妨げになる要素

水草

メダカ飼育に向いた水草のマツモ

水草も成長に窒素やリンを使用するため、グリーンウォーター化を妨げます。
ごく少量にいれることで、表面に付着した植物プランクトンが種として水分中で増殖することもありますが、大量にいれることは避けましょう。

底床

赤玉土

ソイルや赤玉土などの底床は、植物プランクトンの培養に必要な栄養素を分解してしまう濾過バクテリアのすみかになりやすいので、底床を使用しない、ベアタンク状態での作成をおすすめします。

ミジンコ・貝

ヒメタニシ

植物プランクトンを餌にする動物プランクトン(ミジンコ等)は、グリーンウォーター化を妨げます。
また、ヒメタニシや二枚貝(シジミなど)は、濾過摂食という方法で、植物プランクトンを餌として食べてしまうためグリーンウォーター作りには向きません。

まとめ

メダカ飼育に適したグリーンウォーターを作るには、植物プランクトンを培養させるための、十分な光と栄養が必要です。
うまくグリーンウォーター化が進まない場合は、汲み置きの場所や容器の変更、水温の管理などで、より植物プランクトンが増殖しやすい環境を整えてあげましょう。

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