メダカを繁殖させたいときや購入する際に、オスとメスの割合をどのようにしたらいいか気になりますよね。今回は、オスメスのバランスの取れた理想的な割合や、自然界ではどのような割合で生活しているのかを紹介していきます。
飼育下での理想の割合
オス:メス=1:3が理想です。
『雄があまりに多すぎると、雌が餌を食べるのを妨げ、産卵数を低下させる。したがって、雄の数は雌のそれの1/3程度がよい。』
出典:株式会社大学教育出版メダカ学全書より引用
メダカのオスとメスを同時にエサを食べさせると、オスのほうがメスより多くのエサを食べてしまうのです。よって、産卵をするのにより多くのエネルギーを必要とするメスが栄養を蓄えられず、産卵できなくなる恐れがあります。
このことを踏まえると、オスはメスよりも数が少ないほうがいいことが分かるかと思います。
自然界でのオスメスの割合
自然界ではメダカは群れで泳いでいます。その群れのオスメスの割合は、
オス:メス=1:4の割合です。
オスは群れの中で20%ほどしかいません。やはり自然界の中では、自然にオスの割合が少ないようになっているのです。
メスが多すぎると起きる問題
メスが多すぎると、過抱卵という病気になってしまうおそれがあります。メスは相性のいいオスと出会うと産卵行動をしますが、出会わなければ卵をお腹に抱えたままになってしまいます。お腹の中の卵は増え続けていきますので、そのままだと破裂して死んでしまいます。
まとめ
メダカのオスとメスの割合は同じにするのではなく、オスを少なめにすることが大事です。繁殖のことも考えると、オス:メス=1:3が理想です。ぜひみなさまも理想の割合で飼育し、繁殖までチャレンジしてみてください。