せっかく産卵してくれたのに、気づいたら卵がなくなっていることはありませんか。もしかしてメダカが卵を食べてしまったのでは？と疑ってしまうことがあると思います。
今回は、メダカが卵を食べるのか、また、ミナミヌマエビやタニシのような、メダカとよく共生する生き物も食べてしまう事があるのか紹介します。
目次
メダカは卵を食べるのか
メダカは卵を食べます。メダカだけでなく魚類全体を見ても、自分の卵を食べてしまう個体がいるのは事実です。
それでは、なぜメダカがエサを食べてしまうのか見ていきましょう。
なぜ卵を食べてしまうのか
メダカは雑食です。しかも、エサを選んで食べています。卵を食べることを覚えてしまった個体は、わざわざ次も卵を選んで食べる可能性があるのです。
メダカが卵を食べることへの対策はあるのでしょうか。ここでは、２つ対策を紹介します。
対策
卵を隔離する
卵を違う容器に移してあげましょう。これで食べられる心配もなくなります。
メダカを飼育しているような大きな水槽や容器は必要ありません。タッパーのような小さな容器で十分です。これで食べられないだけでなく、水換えも容易にできるようになります。
食べる個体を他の容器に移す
卵を食べてしまう個体は、違う水槽や容器に移動させてもいいかもしれません。
どの個体が卵を食べているかを見た目で判別するのは難しいですが、卵のまわりには付着糸と呼ばれる物にくっつくための粘着性の高いものが付いています。卵を食べている個体の口のまわりにこの付着糸がくっついてしまい、卵を口まわりでゆらゆらとさせながら泳ぐ個体を見かけるときがあるので、その個体を疑えばいいでしょう。
メダカ以外に卵を食べる生物がいるのか
メダカとよく共生する代表格のミナミヌマエビやスネールは卵を食べるのか見ていきましょう。
ヌマエビ
ミナミヌマエビやヤマトヌマエビといったヌマエビは、ほとんどメダカの卵を食べることはありません。卵のまわりをツマツマと食べるような仕草を見せるときがありますが、付着糸の水カビを食べていたりするので問題はありません。
しかし、あまりにもエサが少なく、飢餓状態に陥るとメダカの卵を食べる可能性はあります。メダカと共生させていれば、メダカの食べ残しなども食べるので飢餓の心配はありません。
スネール
タニシやサカマキガイ、レッドラムズホーンなど、メダカとよく共生するスネールもヌマエビと同じく、卵のまわりの付着糸についた水カビや無精卵をたべることはあっても、卵を食べることはありません。
まとめ
メダカは卵をたべることがあるので、無事に孵化までさせたいのであれば別の容器に隔離してあげることで対策できるでしょう。
