金魚はメダカ同様、古くから日本で愛されてきた観賞魚です。
では、この2種類を同じ水槽で一緒に飼うことは可能なのでしょうか。

メダカと金魚の混泳はできる?

たくさん泳いでいるメダカ

結論から言うと、メダカと金魚の混泳は環境次第では可能ですが、おすすめはできません。
その理由をご紹介していきます。

メダカと金魚の混泳が可能な理由

水槽の中の水温計

水温・水質

メダカも金魚も飼育に適した水温は18~26℃(±2℃)程度。水温が10℃以下に下がると、活動が緩やかになるのも同様です。また、双方ともに弱酸性~弱アルカリ性の水質(pH)を好みます。
水温・水質(pH)に関してはメダカと金魚の好む環境は同様です。

メダカと金魚の混泳をおすすめしない理由

体長

ボウルの中で泳ぐメダカ

メダカは、成魚であっても~5cm程度の大きさにしかならない小さな魚です。
一方、金魚は種類にもよりますが、成魚であればその体長は10cmを優に超えます。
体の大きな金魚との混泳は、メダカにとってストレスになったり、捕食されるおそれが生じます。金魚のフンによる水質変化で悪影響をうける可能性も否めません。

エサ

金魚とメダカのエサ
金魚用とメダカ用のサイズの違い

エサの成分だけであれば、メダカのエサを金魚が食べる、反対に金魚のエサをメダカが食べることがあっても問題はありません。
ただし、メダカと金魚の体の大きさには差があるため、当然エサの粒の大きさ、必要な量には違いが生じます。
粒が大きすぎてメダカが食べられない、量が少なすぎて金魚の生育には不十分といった状況に陥る可能性があり、双方に偏りなく十分なエサを与えることは難しいかもしれません。

水流

水槽の中を泳ぐメダカ

体のサイズが大きいと、より多くの酸素を必要とするため、金魚飼育においては、エアレーションを稼働させる必要性が出てきます。
エアレーションにより水槽内に強い水流が発生してしまうと、止水を好むメダカはストレスと体力の消耗で弱ってしまうおそれがあります。
メダカが逆らって泳ぎ続ける程の強さの水流は、メダカにとって好ましくありません。

混泳のための飼育環境

それでも、メダカと金魚を同じ水槽で泳がせて楽しみたいという場合は、以下の点を注意してください。

水量

水槽の中でエサを食べるメダカ

メダカと金魚を混泳させるためには、十分な水量が必要です。
水量が多ければ互いに干渉する機会が減り、不要なストレスを受けるリスクは低下します。
また、水量が多い方が水質の変化も緩やかになり、メダカの受ける負担が緩和されます。
メダカの飼育に必要な水量は1匹あたり1リットル。金魚の飼育に必要な水量は体長(口から尾びれの付け根)1cmごとに1リットルです。
この基準以上の水量を用意することが好ましいでしょう。

水槽

マツモという水草
メダカとも相性の良いマツモ

メダカも金魚も水の中層・上層を好んで遊泳しますので、互いの不要な干渉を減らすためには、水面の広い水槽が好ましいでしょう。
また、水草や流木など、メダカの隠れられる場所を多く設けることも重要です。

まとめ

互いに古くから親しまれているメダカと金魚ですが、その混泳は難しいものです。
もしも混泳を行う場合には、飼育環境を整えた上で、体調や体形におかしな点はないか注意しながら鑑賞してみてください。

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