孵化したばかりのメダカの稚魚(針子)は十分に体ができあがっていないために、死んでしまうことが多いのです。
今回は、できるだけ稚魚を死なせないために、孵化したらやらなければならない4つのことを紹介していきます。

よく日のあたるところで飼育する

太陽光

カルキ抜きをした水や、グリーンウォーターを予め準備しておき、よく日のあたるところで飼育しましょう。稚魚飼育の水温は、少し高めの26~28℃程度が良いとされています。
よく日のあたるところで飼育する理由は、日光にあたることによってビタミンAとビタミンDの吸収がよくなるからです。ビタミンAは免疫力を高め、ビタミンDは骨の形成に役立ちます。LEDライトでの飼育と比べて20倍以上の死亡率の低さも出ている実験もあるので、日光のあたるところで飼育しましょう。

成魚とは別の容器に移す

別々に分けられためだかの容器

成魚が稚魚を食べてしまうおそれがあるため、産まれたばかりの稚魚と成魚が同じ容器内にいるのであれば、別々の容器で飼育するようにしましょう。共食いを防ぐためにも、稚魚専用に容器を準備しましょう。

エアレーションは入れない

エアレーションにバツ印

エアレーションを入れてしまうと、容器内に水流が発生してしまいます。孵化したばかりのメダカの稚魚は体力がありません。メダカは流れに逆らって泳ぐ性質があるので、水流が発生してしまうと稚魚は体力を消耗してしまい、衰弱してしまいます。

エサをすぐに与える

指で潰したメダカのエサ

産まれたばかりのメダカの稚魚にエサをすぐに与える理由は、消化器官を慣らすためです。
赤ちゃんに離乳食を与えるように、産まれたばかりの稚魚にもすぐにエサをたべさせる習慣を身に着けさせることが死亡率を下げることにつながります。

名古屋大学のデータでは、宇宙食で飼育すると五十日あまり(二ヶ月弱)で産卵するようになる。

出典:株式会社青弓社
メダカと日本人より引用

通常産卵できるような成魚になるまでに約3ヶ月かかりますが、宇宙食のような栄養価の高いものだと成長もはやいようです。

まとめ

メダカの稚魚(針子)が孵化したらやらなければならない4つのことを紹介しました。稚魚は未成熟で弱く、死にやすいです。この4つのことで、みなさまの稚魚が成魚まで育つためにお力添えできたら幸いです。

友だち追加